2016年3月20日日曜日

(劇)ヤリナゲ稽古場リポート!!

モラルです。

王子小劇場、2016年の一大イベント「佐藤佐吉ユース演劇祭」もスケジュール的に折り返して、ますます盛り上がって参りました。

劇場では現在、レティクル東京座「昴のテルミニロード」が絶賛上演中。




もうね、すごいんです、これが。
「次世代のエンタメを担うのは自分たちだ!」という自負に溢れまくっていて、あらゆるベクトルで妥協を惜しまない。
で、実際、お客様の支持も得ていて、劇場は毎日毎ステージ、満員御礼。





劇場スタッフの僕と川本くんでチラシの真似をしてみましたが、僕たちじゃやっぱり駄目なわけです。
改めて、ファンタジックな世界をちゃんと具現化することの苦労とセンスを思い知らされました。

そして!!


レティクル東京座の次は、(劇)ヤリナゲがやってきます。



レティクル東京座からガラリと作風は変わりますが、こちらも注目団体。

そんな(劇)ヤリナゲの、公演直前の稽古場にお邪魔してきました!!



僕がお邪魔した時は、ちょうどダメ出し(?)の真っ最中。
(?)とつけたのは、一般的なダメ出しのイメージとはだいぶかけ離れていたからです。

これは前々から思っていたことなのですが(劇)ヤリナゲ主宰の越さんは、とにかく「俳優の気持ちが乗るか」ということに超絶拘ります。

だから、「○○して下さい」みたいなオーダーはあまりしません。
「○○出来ますか?」と聞いて、そこからとにかく、コミュニケーションを取る。

演出の意図と俳優の感覚がズレた時は、そこから試行錯誤して、お互いが着地出来る場所を辛抱強く探ります。

一通りのダメ出しが終わったら、そこから返し稽古。
越さんはもう、それを見ながら、終始ニコニコしています。

演出家がこれだけニコニコ見ていたら、そりゃあ俳優の気持ちも乗るってモンかもしれません。
まったりとした雰囲気の中で、演出家と俳優さんたち、双方の「この作品をよくしよう」という建設的な空気が終始流れていて、とてもいい稽古場だなと思いました。



僕が観れたのは、作品の中のほんの一シーンでしたが、いやあ、それだけでも、作品全体への期待値がグググッと高まりました。

なんたって今回の「緑茶すずしい太郎の冒険」という作品は、再演なのですが、初演を観た元王子小劇場芸術監督の玉山が、その後興奮しっぱなしだったという逸話があります。

そんな、ある意味「幻の作品」とも言える「緑茶すずしい太郎の冒険」が、いよいよ24日から始まります。

どうぞ、お楽しみに!!

















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